そこまでが遠い「おいしい水」
2000年11月3日今日はいよいよ矢部のマラソンの日
家人がすることは2つ。
?20キロ完走
?宮崎の比叡山のおいしい水汲みに行く
高校の世界史の元教師 N先生の肝いりで
宮崎まで水を汲みに行くという
久々のマラソンの後にしては
非常にハードなスケジュールである
矢部町の「通潤橋」は
名物のダイナミックな放水が
工事のため休止されており
毎年楽しみにしている 子らはもちろん
N先生も気合の抜けたことだった
でも 遠くからその石橋を望み
たもとに行って 見上げ
急な坂道や階段を ふうふう云って上り
手すりも欄干もない
のっぺらぼうの石橋の上から
おっかなびっくり覗く
橋のたもとの人びとの粒
刈り取られ架け干しにされた 黄色い稲の穂
畦道のふくよかな緑に縁取られた
丸っこい棚田
出来上がったものを眺めるのは
ほんのひと時だけど
お百姓さんが 必死に這いつくばった
いち年分の芸術だと 感謝を捧げる
おいしいご飯
癒される景色
私には感謝して 味わうしかない
究極の贅沢
家人のゴールを待つ間
柚子羊羹や柚子ぽん 発芽玄米
何とか賞受賞シール付 ドレッシング状をなす
柚子ペッパー(めちゃウマ!)などなどを買う
家人が無事ゴールし
カメラマンしているN先生と通潤橋をバックに
ぱちり。写しっこして昼食をとるのだが
ここに誤算が・・・
のんべのNセンセ
久しぶりの20キロを走り終わり
グロッキーの家人に 持ってきた
ビール あ〜んど蔵王ワインまで勧めている
(しかも切り子のグラスまで持参!)
家人 渦を巻くように沈没
宮崎まで眠り妻で行く予定だった私が
運転手していったのさ
218をつらつら行けばよいので
比較的楽といえる
比叡山近くでようやく浮上してきた家人に
運転タッチ
しかし ナビのN先生がすっかり
デキ上がっていたので それから一時間近く
近辺をさまよった
比叡山は 阿蘇五岳に比べ
鋭く切り立っていて 陰影が
なお荘厳で神秘的でさえある
岩清水を汲み 帰路につく
やっと眠り妻 子らも寝入り
家人は寡黙に運転し 車内には
ご機嫌なN先生の 声だけが響く
「加地さんとも 写真とったな〜」
N先生の高校教師時代 学校医だった
加地正隆先生とは知り合いで N先生は
マラソン会場で再会したのであった
米寿でもなおカクシャク
「熊本走ろう会」会長は レーススタート直前
スタートラインに 居並ぶランナーに向きあって
「みんな〜っ、帰ってこいよ〜っ!!」と
叫んで気勢をあげ 気合を入れる
日本のファンランの父である
長い一日 眠り妻は
うつらうつら
カーゴルームのタンクの
満タンの水の音を聞きながら
揺られているのだった
家人がすることは2つ。
?20キロ完走
?宮崎の比叡山のおいしい水汲みに行く
高校の世界史の元教師 N先生の肝いりで
宮崎まで水を汲みに行くという
久々のマラソンの後にしては
非常にハードなスケジュールである
矢部町の「通潤橋」は
名物のダイナミックな放水が
工事のため休止されており
毎年楽しみにしている 子らはもちろん
N先生も気合の抜けたことだった
でも 遠くからその石橋を望み
たもとに行って 見上げ
急な坂道や階段を ふうふう云って上り
手すりも欄干もない
のっぺらぼうの石橋の上から
おっかなびっくり覗く
橋のたもとの人びとの粒
刈り取られ架け干しにされた 黄色い稲の穂
畦道のふくよかな緑に縁取られた
丸っこい棚田
出来上がったものを眺めるのは
ほんのひと時だけど
お百姓さんが 必死に這いつくばった
いち年分の芸術だと 感謝を捧げる
おいしいご飯
癒される景色
私には感謝して 味わうしかない
究極の贅沢
家人のゴールを待つ間
柚子羊羹や柚子ぽん 発芽玄米
何とか賞受賞シール付 ドレッシング状をなす
柚子ペッパー(めちゃウマ!)などなどを買う
家人が無事ゴールし
カメラマンしているN先生と通潤橋をバックに
ぱちり。写しっこして昼食をとるのだが
ここに誤算が・・・
のんべのNセンセ
久しぶりの20キロを走り終わり
グロッキーの家人に 持ってきた
ビール あ〜んど蔵王ワインまで勧めている
(しかも切り子のグラスまで持参!)
家人 渦を巻くように沈没
宮崎まで眠り妻で行く予定だった私が
運転手していったのさ
218をつらつら行けばよいので
比較的楽といえる
比叡山近くでようやく浮上してきた家人に
運転タッチ
しかし ナビのN先生がすっかり
デキ上がっていたので それから一時間近く
近辺をさまよった
比叡山は 阿蘇五岳に比べ
鋭く切り立っていて 陰影が
なお荘厳で神秘的でさえある
岩清水を汲み 帰路につく
やっと眠り妻 子らも寝入り
家人は寡黙に運転し 車内には
ご機嫌なN先生の 声だけが響く
「加地さんとも 写真とったな〜」
N先生の高校教師時代 学校医だった
加地正隆先生とは知り合いで N先生は
マラソン会場で再会したのであった
米寿でもなおカクシャク
「熊本走ろう会」会長は レーススタート直前
スタートラインに 居並ぶランナーに向きあって
「みんな〜っ、帰ってこいよ〜っ!!」と
叫んで気勢をあげ 気合を入れる
日本のファンランの父である
長い一日 眠り妻は
うつらうつら
カーゴルームのタンクの
満タンの水の音を聞きながら
揺られているのだった
コメント