二日目。家人の野望「登山たい(笑)」
 
 かつて会社の登山仲間と屋久島へ向かった家人。
 
 だがそのときは天候不良で 飛行機が屋久島上空で引き返したため
 
 その野望はお預けになっていたのだ。
 
 「さあ、いよいよ太忠岳に登るぞうっ(≧▽≦)」と浮かれる家人
 
 「大丈夫う?」と 不安なワタシ(-_-)
 
 「ヾ(@^▽^@)ノビギナー向けだよ ほとんどハイキングだから」
 
 だって・・・ 屋久杉ランドの館内 そこココに
 
 「相次ぐ遭難」とか「行方不明」とか張り紙があるし
 
 登山届けをだすのにも驚いたが 中でもそのフォームの「装備」の欄 
 
 コンパスだのピッケルだの懐中電灯だの もろもろ
 
 登山者の持ち物にマルをつけるようになっており
 
 家人 どうするのかとみておれば
 
 「雨具」
 
 だけに○をつける(爆)
 
 ハイキングみたいなもんよ(^^) あっけらかんと出発したのだった
 
 家族は あーあーと思いながらも、ま、せっかくだから
 
 楽しまねばね と最初は話しも弾みもくもくと歩いて行く
 
 子?はさすが 家人に遅れを取ることなくさくさく付いて登っていく
 
 最初「登山・・・( ̄△ ̄;)」としぶしぶだったむすめ子?は
 
 さすが水泳部、タフである(違
 
 太めの屋久ザルとみまごう身の軽さを発揮 家人を追い越し 
 
 その先頭きって進んで行く9歳の子?
 
 クツを忘れてサンダル履きだよヾ(- -;) 
 
 あぶねーと思う前に ついつい感嘆するおバカな母であった(笑)
 
 ワタシ?
 
 山登りにはGパンはだ〜めだ〜め
 
 汗で太ももに貼りつき 足の俊敏な動きを奪うので体力が目減りして行く
 
 「おかーさんは?」上から家人の声「もうバテたか(笑)」
 
 「Gパンが足に張り付くの 思うように動かないのっ!(怒)」 
 
 「山登りはめんぱんだよー・・(笑)」
 
 頼むから 先にゆって。知らんもん。
 
 
 
 
 台風でか雷でか ぶっとい屋久杉の幹がめきめきっとばきばきっと
 
 幾つもブチ折れているのが壮観だ
 
 でっかい屋久杉の幹  
 
 倒れた時いったいどのような音をたてたろうと
 
 想像を逞しくする倒木たちを幾つも横目に
 
 足もとはうねうねと足をすくおうとする無数の樹の根っこをかわしつつ
 
 だんだん険しくなる登山路をわしわし歩いていくわれわれ
 
 登り始めて約一時間、頂上まであと2・7キロ(泣)と云う所で休憩
 
 あーきつぅ・・・
 
 もうやめたいよー
 
 と 疲労困憊の子らとワタシが 腰を下ろした瞬間に
 
 友人Cからぴらりらっと携帯メールが入る
 
 「おおっ」さっきまで圏外だったのにココはバリサン
 
 どれどれ・・・『今日はデイキャンプ♪』
 
 「おおー キャンプだってー(^^)」
 
 あ、も1個来てる・・・『中国人の日本語試験とその回答』
 
 (^m^ )どっかんどっかん笑うわれわれ
 
 不覚にもすっかり疲れを忘れげらげらと再出発する単純な一家であった
 
 う〜ん タイムリ〜
 
 
 こんこんと湧くうまい水を補給し なんだかんだと喋りながら
 
 家人のいんちき「もうすこし♪」にだまされつつ
 
 どうにかこうにか全員が そこが頂上! っつうところまで到達
 
 どおおんと巨大な岩が縦にそそり立ち その横に

 これまた巨大な岩をすっぱり横に切り取ったような岩場がでーんとあり
 
 そこがわれわれの 目指す「太忠岳」の頂上なのだ
 
 d(@^∇゜)/ファイトッ♪いっぱーつ っぽくロープが設置してあり
 
 何箇所か結んでこぶこぶにしてある
 
 「いやーん」まるで登山だよー
 
 そのロープを掴んで まず家人が上る
 
 頂上にたって 家人 げらげら笑う   ???
 
 「わはははo(^^o)すっごいよ(≧▽≦) わははは ヒエーっだよっ!」
 
 と 最後にみんなの恐怖心と好奇心をあおる発言を(笑)
 
 ここまで来たらみんな ケインコスギよー
 
 
 
 
 
 いやー
 
 
 
 
 
 すごーい
 
 
 
 
 ようするに でっかい岩なのねー
 
 地面 こころもちナナメだしー おむすびは確実にコロりんだよ
 
 
 柵も無いから ひともコロリンしたら一巻の終わり  
 
 立ち上がるのについついへっぴり腰なワタシ(爆)
 
 それに 横のそそり立つ岩とこの頂上岩の間には

 子どもがはまりそうな 深い深い亀裂が・・・
 
 
 こわー(>_<、)
 
 
 
 山形から屋久島入りしたという 大学生のお兄ちゃんも同時に登頂
 
 頂上付近でわれわれに追いついてきたのだが
 
 完全装備で身軽な自分の前に まさか
 
 わらわらわらとドシロウトのひと家族がいるなんて
 
 きっとビックリしたろうなあ(´▽`;)
 
 中にはホンの子どももいるし よく見れば
 
 そいつぁまるで 近所に遊びに行くようなサンダル履きだし(爆)
 
 
 
 雲海の上のひえー・・・なその場所でオベントをどうにか食べて
 
 お約束の記念写真 その大学生に撮っていただく
 
 んで ご一緒にも パシャ『あとで送ります』とメルアドを訊く
 
 爽やかなそのお兄さんは ひと休みしてココを堪能すると
 
 「じゃ、先に行ってイッスか」と軽やかに下山開始
 
 われわれも続いて下りはじめる
 
 
 
 くだりはやはり 身もココロも軽く みな一様にたったかたったか 
 
 勢いづいて下りてゆく
 
 また天然の湧き水の補給をし 登りに通った場所を思い起こしながら
 
 無事 下山しました・・・  (´▽`)ほっ=3
  
 約9:20〜15じ過ぎだから 往復約6時間
 
 オベントタイム含みで まあ平均ですな
 
 えーん
 
 足が痛い 足の付け根がっ
 
 
 
 ベースキャンプに帰り 途中で買ったアイスとお好み焼きでひと休み
 
 それから今日もまた 海へゆきカッパになるわれわれ
 
 家人と子ら3人は スイスイスイ〜とタイドプール域から出て行く
 
 「え〜ん」こわいワタシ ひとりチャプチャプである
 
 18:30頃までみっちり泳ぎ スーパーへと最後の晩ごはんの買出し
 
 「湯泊り海中温泉」に寄り その駐車場に車を停め車中で夕食
 
 温泉は 海岸の岩場をくりぬいた海中温泉で 明かりはなく
 
 月明かりの中入浴するという 究極の露天風呂(^^)
 
 男湯女湯 背中合わせであいだに申し訳についたてが
 
 一応チョこっとあるだけ
 
 普通なら丸見え でも真〜っ暗 老若男女判別不能
 
 そしてなにより 月明かり  満天の星・・・
 
 すばらしい・・・
 
 うん!(^-^) 屋久島滞在 最後の夜にぴったり。
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  


 
 
 
 
 
 
 
 

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