帰宅して車を駐車していたら
 
 ウチのガレージの近くを 中学生くらいの小柄な男の子がうろうろしている
 
 顔を見ようとした時 チャリに乗ったままの彼と目があった
 
 「あら!Kくん…」
 
 むすめ子?のクラスメイトのKくんだ
 
 むすめ子?の話には めちゃ性格の良い男の子としてしばしば出てくる
 
 「M子に用事?」
 
 アゴをコクンと頷くように出したKクンは 
 
 女のコにしたいくらい可愛い顔だちをしている
 
 さてどうしたものか と戸惑っていると
 
 ようやくM子がチャリに乗ってしゃらーんっと帰宅
 
 「ただいま〜 あれっ?」
 
 Kクンを認めて少しびっくりしたようだ
 
  約束していたらしいが 彼が来る時間が早かったようで
 
 それからふたりはなにやら話し始めたので ワタシはとっととウチにすっこんだ
 
 ひょっとしてKクン、ウチに上がるかも…
 
 
 と 室内をぱたぱた片付けていたら
 
 10分くらい経ったろうか。
 
 むすめ子?が
 
 「お母さん、Kクンウチに入れていい?」
 
 と問うので 内心ガッツポーズですまして
 
 「イイよ」と答えてお茶の用意を始めた
 
 「…お邪魔しまぁす…」モソっと聞こえ
 
 Kクンがむすめ子?に案内されてリビングに入ってくる
 
 「寒いからおコタにどうぞ」
 
 ふたりはコタツの隣り合った2辺に座り
 
 時に笑い声をたてながら楽し気にしゃべっている 
 
 紅茶となにか適当なお菓子を見繕って出し
 
 キッチンで洗いものなんかしながらふたりをながめているワタシ
 
 ホントはコタツに変身して
 
 このふたりがなーにを話してんだか 聞〜き〜た〜い〜 (^ε^)と
 
 耳ダンボな母だったw
 
 
 30分ほどしゃべったのち ふたりは出かけ
 
 むすめ子の初めての男の子のお客サマは
 
 その可愛いハニカミ笑顔を残して帰っていったのだった
 
 
 玄関のドアが閉まった直後
 
 速攻で家人にメールしたったワタシ
 
 むすめ子?が帰ってきたら ウマ〜くかつさりげなく聞き出さねばと
 
 ひとりワクワクしていた
 
 
 
 
 

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